〇治療法も進化しています。
巷ではIoTや自動運転技術等など新しい技術の進歩の話題を良く耳にします。当院の治療も負けずに日々進歩しています。
ここ数年、日々の治療の中で可動域(身体の動かしやすさ)と歯の当たりの関係がかなり整理されて考えられるようになってきました。
そこに姿勢分析を取り入れると更にはっきりと、何処の身体の緊張がどういう噛み合わせで、起きてきているかを考えられるようになり、さらに治療効果が上がってきたことを実感しています。
これにより実際の歯牙を咬合調整(注1)する前に、もっと夜間に装着するスプリント(注2)をより身体の緊張をとるために必要な方向に加工した方が、体の痛みに対応できるようになってきたのです。
実際に私自身の歯にスプリントをつけてみると緊張して痛む使い過ぎの腕などの痛みの変化が見られた為、この経験が治療に役に立つことが解り、もう少し観察、研究を重ねてより効果的な治療に進化させていきたいと思っています。
注1:咬合調整…上下の歯の当たり方を歯の表面を削ることで調整する事。数ミクロン単位での微妙な調整で慎重に調整します。
注2:スプリント…口の中に入れるマウスピースの一種で完全オーダーメイドで作成する技工物です。上下それぞれの歯の当たり方を理想的な状態に調整します。