口のコリ取りマッサージ・トレーニング

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口のコリ取りマッサージについて(健康雑誌掲載のご案内)

当院指導の口のコリ取りマッサージ・ストレッチが健康誌にて紹介されています。

雑誌には記事の横に写真がありわかりやすいので、バックナンバーを購入したい方は各出版社にバックナンバーを問い合わせ下さい。

 

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◆過去掲載誌

・安心 2007年9月号  マキノ出版

壮快 2012年12月号 マキノ出版

・はつらつ元気 2015年12月号 芸文社

・はつらつ元気 2016年12月号 芸文社

首が緊張すると 血圧にも悪影響!

歯の噛み合わせは、普通考えられている以上に、私たちの健康状態に大きな影響を及ぼします。顎関節症になったり、歯の調子が悪くなったりするだけではありません。首や肩のこり、耳鳴り、眼精疲労や目の痛み、頭痛、睡眠時無呼吸症候群など、さまざまな不定愁訴が起こってきます。そうした症状の中でも、注目したいのが血圧との関係です。噛み合わせが悪いために高血圧になっているケースも存在するのです。
このような不定愁訴を訴える患者さんに対して、私のクリニックでは、噛み合わせを調整する傍ら、口の中のコリを取るマッサージも指導します。実際にマッサージを行って、たちまち症状が楽になったという患者さんは少なくありません。そして、こうして噛み合わせの調整をすることで、高血圧が改善していくケースもあるのです。
なぜ噛み合わせが悪いと、こうした不定愁訴が起こったり、血圧が上がったりするのでしょうか。それは、多くのかたが、首に負担のかかった生活を送っているためです。
噛むという動作には、非常に多くの筋肉がかかわっています。咀嚼筋の中の咬筋(ほお骨と下顎骨の角に付着している筋肉)のほかにも、多くの筋肉が関係しているのです。それらの筋肉は口の中だけではなく、首などとも連動しています。舌の奥の筋肉群は、咽頭や後頭部、上部頸椎(首の骨)に靭帯や膜で近接し合い付着しています。
噛み合わせの悪影響は、噛むときだけではありません。頭の向きや顔の向きとも関係します。例えば、正しい姿勢を保つために顎を引いた時、噛み合わせの狂いで顎が後退している人は、舌も後退して気道が狭くなっており、前述の、睡眠時無呼吸症候群になってしまうのです。
噛み合わせが悪く、歯を噛み合わせる筋肉が偏って緊張し、あごの位置に左右差や狂いが生じると、首周りの筋肉群も過度に偏って緊張します。その様にして首に負担がかかり、頸部の血行不全が生じ、さまざまな不定愁訴が生じるのです。
頸椎の一~六番のところには、脳に血液を送っている椎骨動脈が通っています。ここの筋肉に緊張やゆがみが生じると、頸椎同士がねじれた位置になり、血管が圧迫され、脳に十分な血液が送られにくくなります。
そうなると、体はそれに対して血圧を上げてもっと十分な量の血液を送ろうと、がんばります。ですから、血管の歪みや圧迫を取り除かない限り、簡単に血圧は下がらないのです。
同様にそれらのゆがみは、頸椎から出ている神経も圧迫するので、手足にしびれを起こしたり、自律神経の働きを乱したりするでしょう。これらの要因も重なって、血圧にさらに悪い影響が及ぶことになります。

咬筋をほぐせば 多くの筋肉がゆるむ

こうしたケースでお勧めしたいのが、口の中のこった筋肉を直接もみほぐす「口のコリ取りマッサージ」です。
まず、両手の指先を頬骨の下側のへこみに当て軽く押してみてください。前後させて左右差があり、コリや痛みをより強く感じられる側がある場合は、コリのある側を重点的にマッサージします。
親指を歯の並びにそって口の奥へと差し入れ頬をつかむようにします。歯茎の脇に縦に走っている太い筋肉が掴めます。これが咬筋です。コリ取りマッサージでは、この咬筋が上下の歯茎に付着している付け根の部分をストレッチさせます。とても痛いですが、咬筋のコリをほぐすと、それと連動している多くの筋肉の緊張もゆるめることができます。
もちろん噛み合わせの悪さ自体は、歯科治療によって修正する必要があります。しかし、緊張している口腔内の筋肉のコリをほぐすことは、さまざまの不定愁訴の軽減に役立ちます。マッサージによって、口や首の緊張が取れると、首が楽になり、血圧にも端的によい影響が現れます。
しかも、このマッサージは即効性があります。試しにマッサージを行う前に、口の開き具合や首のコリ具合を確認してください。マッサージ後には、口が前よりも開くようになり、首もよく動くようになっているはずです。人によっては、目がスッキリし、よく見えるという人もいるのです。
 マッサージの際、指で筋肉をこすってはいけません。あくまで咬筋のつけ根をつかんでストレッチさせる様に外側に向かって引くようにする刺激だけにとどめてください。親指の爪は切り、手を洗ってから行います。
口のコリ取りマッサージは、入浴中などに行うのがいいでしょう。頭痛や肩こりなど、つらいときにやってもいいと思います。ぜひ、ご活用ください。

頭や首の不快症状は 口のコリが関係する

当院を受診する患者さんの多くは、咬み合せの異常からくる数々の不定愁訴に苦しみ、口の健康を回復させることで、心身の健康を取り戻されています。口が健康であることは、体と心の健康を支える、大切な要素でもあるのです。
とはいえ、歯や歯茎だけに着目していては、口の健康は得られません。
なぜなら、口は食物を摂取すると同時に言葉を話し、感情を表現する臓器でもあります。いま、全身との関係をふまえての歯科治療がクローズアップされてきています。
それらの機能の一部を、筋肉がつかさどつています。
歯や歯を支える骨も、筋肉の働きなくして動かすことはできません。
筋肉の異常は、コリとなって現れます。原因は、偏った体の使い方です。
前かがみの姿勢を長時間続けたときに起こる肩コリは、その典型例といえるでしょう。
理解してほしいのは、顔面の表情筋や、咀嚼筋の影響です。
つまり、口の使い方が悪ければ、口の中にもコリが生じるのです。
コリによって筋肉の柔軟性が損なわれた口は、健康とはいえません。
口の中のコリの多くは、右噛み、左噛みなどの噛みグセによって生じます。
歯が悪くて片側でしか噛めなくなれば、当然、コリも悪化します。
また、元あった歯を抜歯したまま放置したときに起こる、あごのズレによつても、コリは生じます。
口の中からゆるめやすい筋肉で、最もコリが生じやすいのは、ほお骨と下顎骨の角に付着し、あごを持ち上げ、歯をくいしばる働きをする咬筋と、あごを横にずらすときに使われる外側翼突筋です。
咬筋は、上の歯と、ほおの裏側との間で、ほお骨に付着しています。
咬筋のコリは、この付着部位に多く発生します。
咬筋の付着部がコリやすいのは、咀嚼運動において、非常に負荷のかかる場所だからです。
咬筋のコリを放置し、働きが低下すると、咬筋とともにあごを持ち上げている内側翼突筋に負担がかかり、強いあごズレが生じ、そこから咀嚼筋全体の機能が乱れて、口の健康が損なわれるのです。
また、口の中のコリは、脳血流にも悪影響を及ぼします。
内外側翼突筋の奥には、翼突筋静脈叢といって静脈が合流し、顎動脈の周囲を網の目のように取り囲んでいる部位があります。
ここは、老廃物を含んだ頭部の静脈血の一部を吸引し、血流を助けています。
この静脈網の働きを支えているのが、咀嚼運動です。
咀嚼筋の運動がポンプ作用となって脳から血管内に血液を吸引し、流していくのです。
つまり、口の中の筋肉がこっていると、咀嚼筋の働きが低下し、静脈叢で血流が停滞しやすくなる。
その結果、頭部がうっ血し、脳神経を圧迫したり、全身の血流バランスが乱れたりするのです。 たとえば頭痛、原因不明の歯痛、目の疲れ、痛み、めまい、耳 鳴り、味覚障害、のどのつまり、首のコリなど、とりわけ頭や首の不定愁訴には、口の中のコリが関係している可能性が高いと考えられます。

私自身の頭痛にも効果を実感

そこで、私が治療の一環としてとり入れているのが、口の中のコリ取りマッサージです。
肩をもんだリ、さすったりして刺激をすれば肩コリがらくになるのと同様に、口の中のコリも指で刺激し、ほぐすことができるのです。
このマッサージは、私自身の健康管理にも役立っています。
私は、仕事が重なり、目が疲れすぎたりすると、頭痛を起こすことがあります。
しかし、「ちょっと疲れてきたな」とか「こめかみあたりが不快だな」と感じた段階で、口の中のマッサージを行い、コリをほぐすと二~三分で頭はスッキリし、痛みは消えます。
コツは、痛みの軽い初期のうちに、マッサージをすることです。
このように、口の中のマッサージには即効性があります。
コリがほぐれるまでの時間も、長くて五分程度です。
頭痛持ちで薬が手放せない人も、調子が悪くなったとき、早めにマッサージを試みれば、薬もへらせるのではないでしょうか。
もちろん、慢性的に体調のよくない人は、定期的に続けるのがベストです。
部分入れ歯が合わず、さまざまな身体症状を引き起こしていたAさん(五十八歳・女性)も、一日一回、自分で口の中のマッサージをするようにしたら、吐きけが起こらなくなったと喜んでいます。
毎日短時間ずつでも継続すれば、体調も徐々に安定していくはずです。
ちなみにAさんは、「マッサージしているのは口の中なのに、最近、顔のシワも伸びてきた気がする」とも話していますが、それも不思議な話ではありません。
口の中からの咀嚼筋の刺激は、顔の表面にある表情筋にも及びます。
Aさんのシワが伸びたのも、毎日マッサージをくり返し、表情筋が活性化した結果でしょう。
同様に、「ムシ歯はないのに歯がしみる(知覚過敏)」と訴え、来院されたBさん (二十七歳・女性)も、口のコリ取りマッサージを行ったあとに、あごのゆがみが取れて左右対称になった、顔が小さくなったと大喜びしていました。 顔のゆがみは、咬み合せ調整でも改善します。
しかし、この日、私がBさんに行ったのは、主訴である知覚過敏に対するもので、咬み合せの調整はしていません。
顔のバランスがとれて小さくなったのは、口の中のマッサージによる、コリ取り効果としか考えられないのです。
もちろん、自分で行うマッサージでも、根気よく続けていけば、同様の効果を引き出せるでしょう。
次項では、マッサージのやり方をご紹介します。

口のコリ取りマッサージ(安心2012年9月号掲載)

口のコリ取りマッサージ
ほおの内側の筋肉がこっている
口の中のコリ取りマッサージには、小指を使います。
口の奥深くへと指を差し込むことになるので、口の中を傷つけないよう、始める前に小指の爪を短く切っておきましょう。
また、このマッサージは、人目を気にしなければ、どこででもできます。
しかし、唾液の分泌も活発になるため、お風呂の中で行うのがおすすめです。
健康法・美容法として継続される場合には、入浴時をマッサージタイムと決めて、取り組まれるとよいでしょう。
それでは、以下にコリの探し方、およびマッサージのやり方を具体的にご紹介します。

【口のコリ取りマッサージ】
マッサージするのは、上奥の歯茎のつけ根とほおの間の筋肉です。
コリの部分は、指でふれると硬くしこって、鈍い痛みを感じます。
次の要領でコリを探したら、そのまま指で押さえてほぐしていきます。
なおこの部分の口の中のコリは、噛みグセに関係します。
一般に、右噛みの人は左側の筋肉、左噛みの人は右側の筋肉と、噛まない側の筋肉が強くこっているようです。
ただし、片側だけがこっているケースはまれなので、最初は必ず左右の筋肉をさわって、コリの有無を調べてください。

●コリを探す
 右手の小指を、腹の部分を歯茎に向けて、くちびるの右端から上の歯茎に沿って口の中に差し込みます。
指先がほおの筋肉に当たったら、腹をすべらせるようにして周周を探り、しこりや痛みのある部位を探します。

●コリをほぐす
 コリを確認したら、そのまま小指の腹で押さえて刺激します。
ギユーギユー押すと痛いので、軽く押さえたまま目を閉じ、頭の中で「軟らかくなれ」と念じながら、痛みがやわらぐまで刺激を続けてください。
具体的なイメージとして、冷蔵庫から出したバターが徐々に軟らかくなっていく様子を思い浮かべるのもよいでしょう。
 コリがほぐれて軟らかくなったら、今度は右手の小指をくち
びるの左端から歯茎に沿って入れ、同棟にコリを探してほぐします。

訂正:右側の図ですが、
歯茎にある全身の反射区と題されておりますが、これは歯の反射区で歯茎のではありません。
私が訂正し落としたのかもしれないのですが、なおしてください。
左の図の解釈は、歯の歯根膜に入る刺激と全身との関連をみる指標となるものをあらわしたもので、お口のマッサージと加えてその歯に入る刺激を歯を押したり引いたりして改善することによって、内臓に入る悪い刺激を改善できるポイントでもあります。
歯科治療で実際には、削ったり足したりする時に使うのですが、どうしてもその歯のその当たりが気になる・・・などという患者さんがいらしたら、その歯を引っ張ってみて症状が改善すれば歯を調整する必要があるということです。また、これとは別に歯茎の反射区がありますが、少し判りにくいのでまたの機会にご紹介します。

●刺激する時間
 コリの程度によって異なりますが、早ければ一分以内、平均的には二~三分で筋肉は軟らかくなり、痛みもやわらぎます。五分たってもほぐれた感じがしなければ、そこでいったん終了とし、残ったコリは翌日改めてほぐしてください。刺激が長すぎるのも負担になります。以上が、口の中のコリ取りマッサージのやり方です。
 口の奥のコリが取れれば、体はらくになるはずですが、余裕がある場合には、ついでに「歯茎マッサージ」も行うと、なおよいでしょう。左図に示したように、歯茎は全身に影響を及ぼす反射区が集まる場所です。小指、または人さし指の腹で上くちびるとの境、下くちびるとの境を、そっと押して刺激していきましょう。マッサージがめんどうな場合には、歯茎に少し熟めのシャワーをかけ、温熱刺激で反射区を活性化させる方法もあります。

 

口のこり取りストレッチ(はつらつ元気12月号掲載)

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